RPI(Regional Penetration Index/地域浸透指数)とは、地域のキーマン(重点機関の担当者等)の記憶にどれだけ定着したかを100点満点で表す、株式会社メディケアプロモーション独自の指標です。契約数だけでは見えない「知ってもらう → 理解される → 必要なときに思い出される」という途中経過を数値化します。
なぜRPIが必要なのか
訪問による地域連携は、最終的な契約数だけを見ても、途中経過がわかりません。契約は、その前に「知ってもらう → 理解される → 必要なときに思い出される」という段階を必ず通ります。RPIは、この見えにくい積み上げを数値化するために、Mother向けに開発された指標です。THRIVEの現地活動でも共通して用いています。
訪問担当者が現場で記録した、キーマンとの接触・ヒアリング結果をもとに、接触の量・認知の深さ・想起されやすさ・エリアの広がり・継続性という5つの角度から採点します。
100点満点の内訳
| 指標 | 配点 | 何を見るか |
|---|---|---|
| 想起率 | 30点 | 接触したキーマンのうち、「利用イメージが湧く」「実際に紹介した」レベルまで理解が進んだ人の割合。 |
| 接触密度 | 25点 | 訪問件数の目標に対して、キーマンとどれだけ厚く(何度も)会えているか。 |
| 周知度 | 20点 | 会ったキーマンが、事業者をどのレベルまで理解しているかの平均。訪問担当者が現場で直接ヒアリングした実測値。 |
| テリトリー | 15点 | 担当エリアの対象機関のうち、実際に一度でも訪問できた割合。 |
| 継続性 | 10点 | 理解が一段階以上進んだキーマンを、途切れずに積み上げられているか。 |
配点は「営業のゴールにどれだけ近いか」で重みづけされており、最終目的である想起率がもっとも大きくなっています。
周知度の5段階
- 0:未認知
- 1:名前認知
- 2:内容理解
- 3:利用イメージあり
- 4:紹介実績あり
「名前は聞いたことがある」と「特長まで説明できる」では、その後の連携の可能性が大きく変わります。周知度は、この理解の深さを段階で捉えます。
スコアの目安
| スコア | 状態 | 目安 |
|---|---|---|
| 80〜100 | 浸透中 | 地域に名前が定着している状態。 |
| 60〜79 | 成長中 | 理解が進み、想起されるキーマンが着実に増えている。 |
| 40〜59 | 定着中 | 顔と名前が一致し、内容理解が広がりはじめた段階。 |
| 20〜39 | 開始期 | 接触の面が広がり、認知が積み上がりはじめた段階。 |
| 0〜19 | 準備中 | 訪問を開始し、これから接触を重ねていく段階。 |
読み方のポイント
- 点数より「傾き」を見る:地域浸透は、すぐに数字が跳ねる性質のものではありません。前月比や数か月の推移で見ます。
- すべて現場の実測ベース:周知度や想起率は推定値ではなく、訪問担当者がキーマンと会って確認した内容の積み上げです。
- 基準は業種・エリアで変わる:他社との比較ではなく、自社の推移として活用します。
RPIが示さないもの
RPIは、入居率や売上を直接示す指標ではありません。また、5つの指標の配点は上記のとおり公開していますが、具体的な計算式や細かな重み付けは非公開です。
設計の考え方
RPIの設計には、広告・マーケティングで使われる考え方が土台にあります。「何人に、何回届いたか(リーチ×フリークエンシー)」「繰り返し接するほど印象と記憶が強まる(単純接触効果)」「接触が途切れると記憶は薄れていく(忘却曲線)」といった知見を、訪問による地域連携の現場向けに組み替えたものです。
THRIVEでの使われ方
THRIVEでは、RPIを月次で追跡し、訪問先・反応・地域の声とあわせて本部へ共有します。件数だけでは見えない、地域の認知と連携反応の変化を確認するために使います。サービス内での位置づけは「RPI・レポート」をご覧ください。
よくある質問
- RPIは入居率や売上を示す指標ですか?
- いいえ。RPIは入居率や売上を直接示す指標ではありません。契約や入居の手前にある、地域での認知・理解・想起の進み具合を見るための指標です。
- RPIは他社と点数を比べられますか?
- 対象事業所の数やキーマンの数は業種・地域ごとに異なるため、他社との比較ではなく、自社の推移として活用する指標です。単月の点数よりも、前月比や数か月の推移(傾き)で見ることを想定しています。
- RPIの計算方法は公開されていますか?
- 5つの指標と配点(想起率30点・接触密度25点・周知度20点・テリトリー15点・継続性10点)は公開していますが、具体的な計算式や細かな重み付けは非公開です。